虫歯って何?
≪虫歯≫≪う蝕≫≪カリエス≫
歯の脱灰と再石灰化の揺れ動く過程。細菌が出す酸によって歯が溶かされてゆく(脱灰)病気。
初期の虫歯は、再石灰化により進行を止めることが可能です。
近年の歯科治療は、なるべく削らない方針で行います。
虫歯はなぜできるのでしょう?
主な虫歯菌(酸産生能菌)
1.ミュータンス
歯面に対して強い付着能力を持ち、自ら酸発生する2?4才時に保護者より垂直感染する。
2.ラクトパチルス
歯面に対して付着能力はないが、虫歯の穴や不適合修復物内に存在する。
虫歯菌への対策
1.家族全体でプラークコントロールをして垂直感染を予防する
・食事について
3度の食事をきちんととり、間食頻度を減らす
食間は最低2時間以上空け、お口の中が酸性状態の時間を少なくする
・専門家による口腔清掃
・う蝕の処置
・フッ素の塗布
2.唾液分泌を促進させる
・よく噛んで食べると唾液がよく分泌される
~唾液の役割~
○粘膜、組織を保護する
○味覚を高める
○プラークを洗い流す
○酸を中和する
○脱灰を御制し、再石灰化を促進する
○細菌の発育を抑える
3.食品について
・糖濃度の高い食品をさける
・食後のキシリトールガム、タブレット等の使用
~キシリトールについて~
○虫歯の原因となる酸をつくらない
○虫歯の発育を抑える
○カロリーは砂糖の25%OFF
○キシリトール100%のガムやタブレットを使用する
・カルシウム摂取を心がける
~歯のカルシウムは小魚が一番~
○週2回は小魚料理をお勧めします
○ビタミンDにより、カルシウムがスムーズに吸収される(レバー、椎茸、魚)
歯周病についての正しい知識を身につけましょう
初期
プラーク内の細菌による歯肉に限局した炎症(歯肉炎)がおこる
中期
歯と歯肉の接合部分が破壊され、歯周ポケットが形成される(歯周病)
歯根膜の破壊、歯槽骨の吸収がおこる
後期
歯が動揺したり、歯肉に膿がたまったりする
歯周病への対策
・プラークコントロール(ただ習慣として磨くのでは目的が達せられない)
・虫歯、不適合修復物の処置、専門家による歯石除去
・一回20~30回は咬んで食事をする
唾液の分泌と食べ物による自浄作用
・シーラント